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名前が読めない

この「南国疾走」を始めたときに書いたが、
沖縄に移住してからそろそろ4年が過ぎる。
沖縄の方言もまだ分からないことだらけだが、
人名、地名もかなり難しく読めないことが多い。
そこで今回は人名の話。

東京にいる頃、沖縄の名字といえば
ボクシングの具志堅とか、マンガの「わたるがピュン」の
主要な登場人物ぐらいしか知らなかった。
思えばこのマンガのおかげで、沖縄の方言で知っていたのは、
「がっぱい」「たっちゅー」「ふりむん」だった。

カミサンと知り合って、名字の種類が本土に比べ少なかったり
その影響からかあだ名や呼び名は、下の名前を使うことが多いなど
なんとなくその事情が分かってきた頃の話である。

カミサンはとある高校の野球部マネージャーだった。
新宿で友達と買い物?をしていたところ、野球部同級生と
偶然、バッタリと出会ったと言う。たしかにすごいことだと思う。
その話を沖縄の友達と電話で話していた。

カミサン:「今日さー、あのズケランま○きに会ったってばー。」
自分は友達に会ったとだけ聞いていたので、
名前はこのとき初めて聞いたのだが、
自分:「ま○き君という名前なのか」
と思っていた。電話も終わり、
自分:「ま○き君って同級生なの?」
などと話していたあと、最後に大きな疑問だったことがあったので聞いてみた。

カミサン:「ズケランってどういう意味?」
下の名前を呼び名にすると聞いていたので、
ズケランは冠詞だと思った訳である。
ガッパイのような形容詞か、何かしでかしてついたあだ名かと。
しかし、カミサンは話が伝わっていなかったらしく不思議そうな顔をしていた。

自分:「ズケランってどういう意味?」
再度尋ねても通じなかった。
自分:「ズケランって沖縄の方言なんじゃないの?
ま○き君を修飾するような。」
といろいろと一所懸命に説明、なにか分かった顔をして、こういった。
カミサン:「名字だよ」
自分:「あ〜、なるほど。っって、おいっっ!!ほんと!!」
やっと話が通じたのだが、かなり動揺した。
自分:「もしかして漢字なの?」
カミサン:「瑞慶覧」
口の説明だけでは、正直、わからなかった。

むしろしでかしたのは自分だった。
沖縄の人にこの話をすると笑われちゃいます、いつも。

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