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あけましておめでとう、そして元日の出来事

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
最後の投稿から月日が経過していることもあり、タイトルを変更して久しぶりに投稿。

年明け早々、今までの人生に無いことを経験。これからも遭遇しないだろう、そして遭遇しないで欲しいと願っている。あまりブログのような公の場で書くことには不適切かもしれないが、ココロに留めたことを思い起こせるようにしようと思う。

その経験は、マンションの隣からボヤが発生したということ。

事の経緯を書く。
1月1日の夜7時になる頃、家に残り年賀状の印刷と宛名書き。テレビを見ていたところ、ベルが鳴り始める。
番組のイベントが終わってもベルが鳴り止まないことに、テレビから聞こえていたと思っていたことは勘違いと気付き、どこで鳴っているかを確認するためにベランダに出る。
すでに焦げてキナ臭い匂いがする。向かいのアパートには、人が集まってコチラを見ている。ベルは非常ベル、マンションから鳴っている(※失敗1)。
玄関側に回りながら119番に通報、すでに近隣の方から通報があり出動していることを知る(失敗2)。実家に先に行っていたカミサンに状況を伝える。
ある家からボヤだろうことを確信し、インターホンを押し玄関をタタキ、中に誰かいないかを確認する。しかし、何も反応が無いため、自分の家の玄関の前で遠くに聞こえ始めたサイレンの消防車を待つ(※失敗3)
上階に済んでいる方が降りてきて状況を伝えていたところ、通気口から黒煙が噴出す出始める。そこで「ガチャッ」と隣の家の玄関が開きおばあさんが出てくる。かなりの驚き。
玄関のドアが開くと、おばあさんと同時に黒煙が包み込むように噴出し、かなり燃えていることを実感。おばあさんに他に誰もいないことを確認して、その上階の方に預ける。
消防車が到着したと思いきや直前の路地に進入、ブロックを1周してから到着。続々と10台近くが集結。数十人の消防士が上がってくる。
事情を説明、侵入と消化準備を行っている中、おばあさんをあずけた上階の方に、煙を吸っているはずなので救急車が来たら乗っていってもらうように説明。10階近くまで階段で往復。
中に侵入する。黒煙はさらに増えていることを見て、自分の家を抜けてベランダからも侵入してもらえるよう勧める。
家の中で通路を確保しているところ、土足で家に上がることや、ベランダの境の(緊急時に破る)壁を抜いて良いかを確認され、気を遣わないで活動して欲しいことを伝える。
避難命令が出るかもしれないので、準備をして欲しいことを言われ、すでにコチラに向かっていたカミサンと連絡し、持ち出すものを確認して外に出る(※失敗4)。
消火したことを伝えられ、安心するのと同時にちょっと放心。カミサンが到着したことを知らされ、黄色いテープで進入禁止となっているところへ迎えに行く。とりあえず家に。
その後、結局は屋外退避となってしばらく経過して、隣の家と境の壁を触って火種が残っていないか温度を念のため確認。対応が終了と報告を受ける。

以上、3時間の出来事。

あとから出火の原因はさておき、オール電化マンションのため、2次引火も無く隣接の住宅に影響が無かったことも幸い。

※失敗1
非常ベルが鳴っても何が原因で何処で発生しているかわからないことは課題。
ある家が怪しいと気付いたときに、もっと確認するべきだったと反省。

※失敗2
通報されていたとは言え、自分が何者なのか何処にいるのかを伝えれば、消防車の到着がスムースに行えたかもしれないと反省。

※失敗3
後でわかるが、おばあさんが中にいたことは失敗1と同様に中の確認が不十分。ベランダ側、玄関側でもっと大げさにやらなければいけないと反省。
無理に窓を割ったとしても、通気させて火の勢いを増してしまっても問題だったのかといろいろと考えると、むずかしい。

※失敗4
火災だけでなく、避難のシミュレーションができていない。いざというときに何もできないことを反省。

今ふりかえると、人災が無く本当に良かったと思う。対応はさほど良かったと思わないだけに、運も良かったということも感じている。冒頭に書いたとおり、遭遇することもないだろう、遭遇しないで欲しい、この経験を生かすことが無いで欲しいと思うが、いろいろと勉強になった、ある元日の出来事。早速、家族会議しなくては。

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